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【法人向け】パソコンの処分・廃棄方法|データ消去・買取・業者選びを解説

【法人向け】パソコンの処分・廃棄方法|データ消去・買取・業者選びを解説

結論:法人PCは「廃棄」と決めつけず、データ消去と買取の活用がコストと手間の削減に繋がります

パソコンの入れ替えが終わったのに、古いPCだけ会議室の隅に積まれたまま。「そのうち処分しよう」と思いながら、半年、1年と経ってしまった——。企業では意外とよくある話です。

個人のパソコンなら、メーカー回収などを利用して数台ずつ処分することもできます。ところが法人になると話は少し複雑です。誰の所有物なのか。データは消えているのか。廃棄するのか、売却できるのか。処理が終わった証拠をどう残すのか。台数が多ければ、これだけでも総務や情報システム担当者にはかなりの仕事になります。

結論を言うと、法人PCは最初から「廃棄するもの」と決めないことが大切です。まだ価値が残っている機器なら、適切にデータを消去したうえで買取・リユースに回せる可能性があります。再利用が難しい機器は、適切な方法でリサイクル・廃棄する。この順番で考えると、安全性を確保しながら、処分費用や担当者の手間を減らしやすくなります。この記事では、法人パソコンの処分方法からデータ消去、業者選び、PC入れ替え時の進め方まで順番に見ていきます。

1. 法人パソコンの処分方法は主に4つ

「会社のパソコンって、普通の粗大ごみで捨てていいんだっけ?」PCの入れ替えを担当して初めて、この疑問にぶつかる方もいるでしょう。法人で使っていたPCには、主に4つの処理方法があります。

方法 向いているケース 費用・金額 主な注意点
メーカーの事業系PCリサイクル 再利用せず適正にリサイクルしたい 原則、回収再資源化費用等が発生 メーカーごとに手続きが異なる
産業廃棄物処理業者へ委託 廃棄物としてまとめて処理したい 処理・運搬費等が発生 排出事業者として適正処理の確認が必要
買取・リユース業者へ売却 まだ商品価値がある 査定額が付く可能性あり データ消去、本人確認、査定条件を確認
リース会社へ返却 リース契約中・契約終了PC 契約による 自社所有物ではないため勝手に売却しない

メーカーに回収してもらう

資源有効利用促進法に基づき、PCメーカーには企業などから排出される事業系パソコンを回収・再資源化する仕組みがあります。家庭用PCと異なり、事業系PCはPCリサイクルマークが付いていても、回収再資源化料金などが必要になる場合があります。メーカーごとに申込方法や料金が違うため、まず対象PCのメーカーを確認します。

廃棄物処理業者へ委託する

再利用しない機器を廃棄物として処理する場合は、適切な処理業者へ委託する方法があります。ここで忘れてはいけないのが、会社側にも「業者に渡したから終わり」ではないという点です。廃棄物処理法では排出事業者に責任があるため、処理ルートや委託先が適切かを確認しておく必要があります。

買取・リユースに回す

まだ再利用できるパソコンなら、廃棄する前に査定してもらう方法もあります。これは「廃棄物として処理する」のとは考え方が違います。中古品として価値が残っていれば、処分費用を払うのではなく、売却できる可能性があるからです。

PCだけでなく、モニターや周辺機器もまとめて相談できる業者なら、オフィス移転やPC一斉入れ替え時の負担も軽くなります。もちろん、古いPCなら必ず値段が付くわけではありません。年式、スペック、状態、台数などによって、買取になるもの、無償引取になるもの、処分費用が必要になるものは変わります。まず査定してから判断するのが現実的です。

リースPCは勝手に売却しない

見落としやすいのがリース品です。ファイナンス・リースでは、原則としてPCの所有者はリース会社です。社内で何年も使っていると自社の備品のような感覚になりがちですが、契約終了時にはリース会社への返却が必要なケースがあります。「処分予定PC一覧」を作るときは、最初に購入品なのか、レンタル・リース品なのかを分けておきましょう。

2. 法人PCの処分が後回しになりやすい4つの理由

会社のPC処分が面倒なのは、単純に「捨てる台数が多いから」だけではありません。実務では、いくつもの作業が同時に発生します。

1.そもそも処分していいPCなのか分からない

古いノートPCが50台並んでいても、すべて会社所有とは限りません。リース品が混ざっていたり、固定資産台帳上はまだ残っていたり、部署間で貸し借りしていたり。先に現物を動かすと、あとから確認作業が増えてしまいます。処分前には、少なくとも管理番号、メーカー、型番、シリアル番号、所有区分、利用部署を確認しておくと安心です。

2.データが本当に消えているか不安

法人PCには、メール、顧客情報、見積書、人事資料、各種システムのログイン情報など、社外に出したくないデータが残っていることがあります。ファイルをゴミ箱へ入れたり、見えなくしただけでは、データそのものが適切に消去されたとは限りません。端末や記憶媒体に合った方法で、復元が困難な状態まで処理する必要があります。

3.台数が多いと運び出すだけでも大仕事

10台程度なら何とかなる。100台になると話が変わります。箱の準備、梱包、伝票、集荷、管理番号との照合……。デスクトップPCやモニター、複合機まで含まれていれば、担当者だけで進めるのはかなりの負担です。

4.処理後の記録も残したい

PCを外部へ出したあと、「この端末、ちゃんと消去したんだっけ?」とならないよう、処理記録を残しておくことも大切です。機器の管理番号とデータ消去の記録をひも付けておけば、社内監査や取引先から確認を求められた場合にも説明しやすくなります。

3. PCを処分する前に知っておきたいデータ消去

法人PCで最も慎重に考えたいのが、記憶媒体に残るデータです。ここでよくある誤解が、「初期化したから大丈夫」「ファイルを削除したから大丈夫」というもの。実際には、必要な消去レベルはPCの構成や保存していた情報によって変わります。

NISCは、PCを売却・廃棄するときには、記録された情報を復元できない状態にしておくよう案内しています。米国NISTの「SP 800-88 Rev.2」でも、情報の機密性や媒体に応じたサニタイズ方法を選び、処理結果を確認する考え方が示されています。

データ消去にはいくつかの方法がある

大きく分けると、ソフトウェアを使った消去と、記憶媒体そのものを破壊する方法があります。再利用を前提にするPCでは、適切なソフトウェアなどを使い、データを利用できない状態にしたうえでPCを再生します。記憶媒体が故障している、あるいは再利用しない場合には、物理破壊が選ばれることもあります。

どちらが常に優れている、という話ではありません。機器を再利用するのか、保存されていた情報の重要度はどの程度か。そこから消去方法を決めます。

HDDとSSDでは仕組みも違う

少し専門的ですが、ここも重要です。HDDとSSDではデータを記録する仕組みが異なります。昔から使われてきた「何度も上書きすれば安全」という考え方を、そのまますべてのSSDへ当てはめるのは適切ではありません。だからこそ法人PCをまとめて処理する場合は、「専用ソフトを使っています」だけではなく、どの媒体に対して、どの方式で処理しているのかまで確認しておくと安心です。

4. データ消去業者を選ぶときに確認したい7項目

料金だけで決めず、少しだけ細かく見ておきたいところです。

確認項目 見るポイント
消去方法 ソフト消去・物理破壊など、方法が明示されているか
証明書 データ消去証明書を発行できるか
機器管理 シリアル番号や管理番号と処理結果を照合できるか
回収方法 出張・発送・持込など自社に合う方法があるか
処理体制 回収後にどのような場所・工程で扱われるか
セキュリティ PマークやISMSなど、自社が必要とする管理体制を確認できるか
費用 回収費、消去費、証明書代、返送料などが明確か

特に法人の場合、安さだけでなく「PCを渡してから処理が終わるまで追えるか」がポイントです。個人情報や機密情報を扱うPCなら、社内の情報セキュリティ規程と照らして、必要な消去方法や証明書の内容まで確認しておきましょう。

5. 「廃棄」と「買取」はどちらが得?

ここは担当者として一番気になるところですよね。結論として、まだ価値のあるPCなら、廃棄する前に一度査定してもらう価値があります。廃棄物として処理すると、回収・運搬・処理などに費用がかかる場合があります。買取対象になれば、反対に査定金額を受け取れる可能性があります。

例えば50台の入れ替えで、「30台はまだ再利用できる」「15台は値段が付かないが引取可能」「5台は別途処理が必要」ということもあります。最初から50台すべてを「廃棄」と決めてしまうより、再利用できるものと、できないものを分ける。その方が、結果として処分コストを抑えられるケースがあります。

ただし、「買取に出せば必ずプラスになる」とは限りません。機種、年式、状態、回収場所、台数によって条件は変わります。査定額だけではなく、回収やデータ消去にかかる費用を含めて比較してください。

6. 法人PCの処分をスムーズにする8つの手順

PC入れ替え時におすすめなのは、購入と処分を別々のプロジェクトにしないことです。新しいPCを決めたあとに古いPCの処分を考え始めると、どうしても後回しになります。最初から次の順番で進めておくと整理しやすくなります。

  1. 入れ替え対象PCを一覧化する
  2. 自社所有・リース・レンタルを分ける
  3. 新しいPCへのデータ移行・バックアップを行う
  4. Microsoftアカウントや各種サービスとのひも付きを確認する
  5. 売却・リユース可能な機器を査定する
  6. 回収日と新PCの導入日を調整する
  7. データ消去・廃棄・リユースを実施する
  8. 消去証明書や資産管理台帳を整理する

100台規模の入れ替えになると、この「出口」の設計だけでも担当者の負担がかなり変わります。新しいPCを何台買うかと同時に、古いPCを何台、どう出すか。最初からセットで考えておくのがおすすめです。

7. リングローの法人向けOA機器・PC買取なら1台から相談可能

リングローでは、法人向けにPC・OA機器の回収、買取、引き取りを行っています。リユースPC事業を25年以上手がけ、現在は中古PCを中心に年間延べ30万台を全国の販売店などへ卸売しています。「大量入れ替えをする大企業向けでは?」と思われるかもしれませんが、ノートPC1台から相談可能です。

電源が入らない古いPCも相談できる

「古すぎて起動しないから、買取業者には断られそう」そんなPCも、そのままご相談ください。リングローでは、古くて電源が入らないPCも引取対象としています。もちろん、すべての機器に買取価格が付くわけではありません。状態を確認したうえで査定します。

PCだけでなく周辺機器もまとめて相談できる

PCを入れ替えると、なぜか一緒に余るものがあります。モニター、家庭用プリンター、ケーブル類……。リングローでは、持ち出しや梱包が大変な周辺機器もPCとあわせて出張引き取りの相談ができます。使用できなくなったケーブルも引取対象です。「PCだけA社、プリンターはB社、残ったケーブルは別の業者」と分けなくてよいのは、担当者にとって意外と大きなメリットです。

出張買取と発送買取から選べる

買取方法は、出張買取と発送買取の2種類。出張の場合はリングローのスタッフが訪問して回収します。発送の場合は、機器をリングローへ送付して査定を進めます。台数、機器の大きさ、所在地によって向いている方法が変わるので、見積もり時に相談するとスムーズです。

専用ソフトまたは物理破壊でデータ消去

リングローでは、買取したPCについて専用ソフトを使った消去、またはハードディスクの物理破壊に対応しています。データ消去後にはデータ消去証明書も発行しています。企業として「消去した」という記録を残したい場合にも利用できます。リングローはプライバシーマークを取得しており、PC・IT機器の買取、再生、販売、サポートを含む業務のなかで個人情報保護のための管理体制を運用しています。

8. PC入れ替えなら「処分」と「次のPC」を同じ窓口で考える方法も

古いPCを処分する企業の多くは、当然ながら次のPCも必要になります。ここで、「古いPCを処分する会社」と「新しいPCを購入する会社」を完全に分ける必要はありません。リングローでは、法人向けOA機器の導入・入れ替えも扱っており、PCの販売、買取、データ消去などを同じ会社へ相談できます。

例えば、営業部には持ち運びやすい新品PC。一般事務には必要十分な性能のリユースPC。古いPCはまとめて査定・データ消去。そんな組み合わせも可能です。新品かリユースかを先に決めるのではなく、社員の仕事内容や必要スペック、予算から振り分けていく考え方です。

リユースPC「R∞PC」なら導入後の保証まで含めて考えられる

PC入れ替えの予算を抑えたい場合には、リングローのリユースPC「R∞PC(アールピーシー)」も選択肢になります。青色ステッカーのR∞PCには無期限保証が付き、通常故障だけでなく、水濡れや落下などの自損故障も規定の範囲内で修理・交換の対象になります。修理時の往復送料も無料です。

中古PCは購入価格だけを見ると安く感じても、故障時の修理費や担当者の対応まで含めると判断が難しくなるもの。R∞PCなら、購入時の価格だけではなく、導入後の保証まで含めて比較できます。

法人向け R∞PC(アールピーシー)のご相談 法人PCの入れ替えもまとめて相談 法人向け R∞PCのご相談・お見積り 「古いPCを引き取ってほしい」「次のPCも同時に探している」といった場合は、用途・台数・予算からご相談ください。 法人向けR∞PCの相談・見積もりはこちら

9. よくある質問

法人パソコンは普通のごみとして捨てられますか?
事業活動で使用したPCは、家庭用PCと同じ処分方法ではありません。メーカーの事業系PC回収を利用する方法や、適切な廃棄物処理業者へ委託する方法、価値が残っていれば中古品として売却する方法などがあります。処理方法によって必要な手続きが違うため、まず「廃棄するのか、売却するのか」を決めることが大切です。
会社のパソコンは初期化してから売った方がいいですか?
自社で消去してから引き渡す方法もありますが、社内規程に合った方法で消去できているかを確認してください。リングローでは、データ消去への承諾後に専用ソフトまたは物理破壊による処理を行い、データ消去証明書を発行しています。
電源が入らないパソコンも引き取ってもらえますか?
リングローでは、古くて電源が入らないPCも引取対象です。状態によって査定条件は変わるため、型番や台数とあわせてご相談ください。
パソコン1台でも法人買取を利用できますか?
リングローではノートPC1台から利用できます。大量入れ替えだけではなく、「退職者が使っていたPCが数台だけ残った」といったケースでも相談できます。
リース中のパソコンを買取に出してもいいですか?
原則として、リース会社が所有しているPCを利用企業の判断だけで売却することはできません。まず契約書やリース会社へ確認してください。
データ消去証明書は必ず必要ですか?
すべての企業に一律で発行が義務付けられている書類ではありません。ただし、どの端末を、いつ、どの方法で処理したのか記録を残せるため、社内の資産管理や監査対応を考えると取得しておくメリットがあります。
買取金額はどのように受け取りますか?
リングローでは査定額にご納得いただいた後、法人名と同名義の口座へ入金します。買取金額が1万円を超える取引については、古物営業法に基づく本人確認対応として、履歴事項全部証明書や本人確認書類などの提出をお願いしています。具体的な必要書類は申込時にご確認ください。

10. まとめ|法人PCは「捨て方」より先に「まだ使えるか」を確認する

古いPCがまとまって出ると、つい「どう捨てるか」から考えてしまいます。でも、そこで一度止まってみてください。まだ使えるPCまで廃棄してしまえば、本来残っていた価値もなくなります。

まず所有状況を確認する。必要なデータを移行する。適切な方法でデータを消去する。再利用できるPCは査定する。難しいものだけ適切にリサイクル・廃棄する。この順番なら、情報漏えいへの備えと処分コストの削減を両立しやすくなります。

PC入れ替えのタイミングであれば、古いPCの処分だけでなく、次に導入するPCまで一緒に考えておくと担当者の仕事も増えません。リングローでは、PC1台の買取相談から、複数台の回収・データ消去、周辺機器の引き取り、次のPCの導入まで法人向けに相談を受け付けています。「このPC、売れるのかな?」という段階でも構いません。捨てる前に一度、型番と台数を確認してみてください。

この記事の解説

佐藤 鴻地(R∞PCダイレクト 店長)

法人のお客様とお話ししていると、「新しいPCの準備より、古いPCを片付ける方が大変だった」という声をいただくことがあります。PCを入れ替えるだけなら、新しい端末を用意すれば終わります。でも実際には、データを移して、古い端末を回収して、資産管理上の処理をして……と、その後の仕事が残ります。

だからこそ、買い替えを考える段階で今使っているPCをどうするかまで一緒に決めておくのがおすすめです。まだ使えるPCなら、無理に捨てる必要はありません。データを適切に消去して、次に使う方へつなげられる可能性があります。処分方法が分からないPCが何台か残っている、という段階でも大丈夫です。まずは台数や状態を整理するところからご相談ください。

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