【注意喚起】夏に急増する「PC熱中症」|スリープ放置とバッテリー劣化を防ぐ保管方法
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猛暑が続く中、人だけでなくパソコンの「熱中症」にも警戒が必要です。リングローの調査によると、本格的な暑さを迎えた6月以降、パソコンの異常発熱やバッテリー膨張など、高温環境に関連するトラブルの割合が急増しています。
特に注意すべきは「電源を切っているから大丈夫」という誤解です。スリープ状態での放置や、満充電のまま高温の部屋に置くことで、見えないうちにパソコン内部やバッテリーに深刻なダメージが蓄積される可能性があります。
この記事では、リングロー株式会社が2026年8月12日に発表した注意喚起をもとに、夏場に多発する「PC熱中症」の実態と、パソコンを熱から守るための正しい使用・保管方法について解説します。
- ※本記事で紹介する調査データは、リングロー株式会社の公式ニュースリリースに基づいています。詳細な集計結果は以下よりご覧いただけます。
▶ 【注意喚起】電源を切っていないPCが危ない──猛暑の“PC熱中症”、スリープ放置と満充電保管に注意
夏場に急増する「PC熱中症」とは?
2026年の夏は、気象庁が新設した「酷暑日」(最高気温40℃以上の日)に初めて該当する地域が出るなど、記録的な猛暑となっています。
人間にとって過酷なこの環境は、パソコンにとっても非常に過酷です。リングローでは、高温多湿の環境や長時間の使用によりパソコン内部に熱がこもり、パフォーマンスの低下、フリーズ、強制シャットダウン、物理的な故障などを引き起こす状態を「PC熱中症」と定義し、注意を呼びかけています。
パソコンの不具合は突然起こるように見えますが、実は日々の使用環境や保管状態による「熱のダメージ」が蓄積した結果として表面化することが多いのです。
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リングローが2026年4月〜7月に受け付けた修理・サポート対応(計502件)を集計したところ、高温環境によって発生・悪化しうる症状の割合が、夏に向けて明確に上昇していることがわかりました。
| 期間 | 熱関連症状の割合 |
|---|---|
| 4月〜5月 | 23.8%(239件中57件) |
| 6月〜7月 | 35.7%(263件中94件) |
※対象症状:異常発熱・高温、冷却ファン異常・異音、バッテリー劣化・膨張・駆動時間低下、充電・給電不良、起動不良・電源断・再起動、フリーズ、動作遅延・動作不良、画面表示異常
さらに、2026年6月に「バッテリー交換」の対象となった件数は、前年同月の約2倍に達しています。高温環境はバッテリーの劣化を早める大きな要因となるため、夏場は使用中だけでなく、使っていないときの「保管環境」にも細心の注意を払う必要があります。

使っていないPCほど危ない「放置リスク」4選
「電源を切っている(画面が暗い)から安全だ」と思い込んで、高温の部屋にパソコンを放置していませんか?実は、使っていない時こそ注意すべき落とし穴があります。
1. スリープ放置による熱のこもり
パソコンを完全にシャットダウンせず、「スリープ(省電力モード)」のままにしていると、機種や設定によってはバックグラウンドで処理が動き続けることがあります。高温の部屋では、ファンが回っていても十分に冷却できず、内部に熱がこもる原因になります。長時間使わない場合は、スリープではなく「完全にシャットダウン」することが重要です。
2. バッテリーの劣化・膨張
ノートパソコンに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、熱に非常に弱いです。特に「満充電(100%)」の状態で高温環境に長時間放置することは、バッテリー内部の劣化を急激に進める原因となります。状態が悪化するとバッテリーが風船のように膨張し、キーボードや本体のケースを押し上げて物理的に壊してしまうこともあります。

3. 直射日光による局所的な高温
窓際や直射日光が当たる場所にパソコンを置いていると、エアコンが効いている部屋であっても、本体の温度が局所的に急上昇します。外装の変形や液晶パネルの故障に繋がる可能性があるため、保管場所は必ず日陰を選んでください。
4. 急に冷やしたときの「結露」
暑い車内や高温の部屋に置いてあったパソコンを、キンキンに冷えた冷房の部屋に持ち込んで「すぐに電源を入れる」のは危険です。急激な温度変化によってパソコン内部に結露(水滴)が発生し、ショートしてしまう恐れがあります。移動後は、本体が十分に室温になじんでから電源を入れるようにしましょう。
やむを得ず高温環境にPCを置くときの対策
どうしてもエアコンのない部屋や、日中の自宅にパソコンを置いておく必要がある場合は、最低限以下の対策を行ってください。
- スリープではなく、必ず「完全にシャットダウン(電源オフ)」にする。
- 充電ケーブルを抜き、満充電のまま放置しない。
- 直射日光を避け、部屋の中で比較的涼しい場所(日の当たらない低い位置など)に置く。
- 使うときは、部屋とパソコン本体の温度が落ち着いてから電源を入れる。
まとめ:PCも熱中症対策を忘れずに
人間と同じように、パソコンにも熱中症対策が必要です。「使っていないから大丈夫」という油断が、バッテリーの膨張や突然の故障を引き起こす原因になります。特に夏場は、こまめなシャットダウンと保管場所の見直しを心がけ、大切なパソコンを熱から守りましょう。
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よくある質問
佐藤 鴻地(R∞PCダイレクト 店長)
夏場は「パソコンの電源が入らなくなった」「バッテリーが膨らんでしまった」というご相談が急増します。実は、使用中だけでなく保管中の「熱ダメージ」が原因になっているケースが非常に多いです。人間と同じように、パソコンにも涼しい環境と休息を与えてあげることで、寿命を大きく延ばすことができます。