ノートパソコンの選び方|初心者向けからハイエンドモデルまで徹底解説
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近年、パソコンといえば固定式のデスクトップではなく、携帯性や利便性に優れたノートパソコンが主流となっています。そのため、ノートパソコンを選ぶ際は、各パーツの性能だけでなく、サイズや重量、ディスプレイの仕様、インターフェースなど、デスクトップ以上に多くのポイントを確認する必要があります。この記事では、ノートパソコンを選ぶ際に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。
現在のノートパソコンはこの4タイプが主流
モバイルノート
軽量かつコンパクトで、持ち運びに最適なモデルです。画面サイズは13インチ以下が主流で、ビジネスバッグやリュックにすっぽり収まるサイズ感が特徴。通勤や出張で頻繁にパソコンを持ち運ぶ人や、カフェや図書館で作業することが多い学生・社会人に人気です。また、バッテリーの持ちが良いものが多く、外出先でも安心して使えます。
据え置きノート
自宅やオフィスでパソコンを固定して使いたい人に最適。大きめのディスプレイはExcelやWordの作業にも向いており、仕事用としても人気があります。さらに、家庭用として家族みんなで使う場合にも、このタイプが便利です。
2-in-1ノート
ノートパソコンとしてもタブレットとしても使える多用途モデル。画面を360度回転させたり、キーボードを取り外せるものが多く、用途に応じて自由に形態を変えられるのが特徴です。動画視聴やタブレットモードでの手書き入力、さらにはノートモードでの作業まで、幅広い使い方が可能です。クリエイターや学生など、多機能を求めるユーザーに特に人気があります。
ゲーミングノート
高性能なGPU(グラフィックス処理装置)を搭載し、ゲームや動画編集に適したハイパフォーマンスモデルです。最新の3Dゲームを快適にプレイしたり、4K動画をスムーズに編集することができます。重量やサイズが大きくなる傾向がありますが、その分冷却性能や拡張性が高いのが魅力。ゲーマーだけでなく、映像制作やCGデザインを行うクリエイターからも支持されています。
用途別に見る選び方
用途 | 推奨スペック | 画面サイズ | 重量 |
---|---|---|---|
ビジネス | Core i5 / 8GB メモリ / 256GB SSD | 13~14インチ | 1.3kg以下 |
クリエイティブ作業 | Core i7 / 16GB メモリ / 512GB SSD | 15インチ以上 | 2kg前後 |
ゲーム・動画編集 | Core i9 / 32GB メモリ / 1TB SSD | 15インチ以上 | 2.5kg以上 |
メモリー選びのポイント
メモリーは、CPUが実行するプログラムやデータを一時的に記憶する役割を持っています。容量が大きいほど作業効率が上がり、パソコンが高速に動作します。用途に応じて最適なメモリー容量を選ぶことが重要です。
容量 | 用途 |
---|---|
8GB | ネットサーフィン、日常使い |
16GB | オフィスソフトを複数同時に使用するビジネス用途 |
32GB | オンラインゲーム、3Dゲーム、ゲーム実況配信 |
64GB | 4K動画編集、RAW現像などプロユース |
快適さを重視するなら、16GB以上のメモリーを搭載した製品がおすすめです。
ストレージの種類と選び方
データ保存用のストレージには、低速で大容量のHDDと、高速で衝撃に強いSSDがあります。最近ではSSD搭載モデルが主流となっています。
用途別の推奨ストレージ容量
容量 | 用途 |
---|---|
256GB | 事務作業、一般的な使用 |
512GB | 画像編集、クリエイティブな作業 |
1TB以上 | 動画編集、大容量データを扱う作業 |
SSDは高速で衝撃に強い一方、HDDと比較すると価格が高いのが難点です。コストを抑えたい場合は、SSDとHDDの両方を搭載したモデルも検討しましょう。
ディスプレイサイズと解像度
ディスプレイのサイズは作業スペースに直結し、解像度は表示の詳細度を決めます。用途や視認性を考慮して適切なディスプレイを選びましょう。
推奨ディスプレイサイズ
- 携帯メインの用途:13.3インチ以下
- 一般的な作業:14~15.6インチ
- 据え置き、動画編集など:16インチ以上
小さな文字が見づらい場合は、解像度を下げて表示を大きくするか、大きなディスプレイを選ぶと良いでしょう。また、色の鮮明さやコントラストを重視する場合、有機EL搭載モデルもおすすめです。
主要メーカー別の特徴
- Lenovo(レノボ): 初心者やコストを重視するユーザーに最適。
コストパフォーマンス抜群で、幅広い価格帯と用途に対応する中国の大手メーカーです。特に、ビジネス向けの「ThinkPad」シリーズは信頼性が高く、堅牢性やキーボードの使いやすさで長年支持されています。個人向けには「IdeaPad」シリーズが人気で、リーズナブルな価格ながら性能が安定している点が魅力です。
- HP(ヒューレット・パッカード): デザイン性を重視しつつ、幅広い用途に対応したい人におすすめ。
洗練されたデザイン性と高い性能を兼ね備えたアメリカの老舗メーカーです。ビジネス用途に特化した「EliteBook」シリーズから、ゲーミング向けの「OMEN」シリーズまで、幅広いラインアップが特徴。さらに、個人向けの「Pavilion」シリーズは、手頃な価格でデザイン性に優れ、家庭や学業用途に適しています。
- ASUS(エイスース): スタイリッシュなデザインやゲーミング用途を求める方にピッタリ。
独創的な製品ラインアップで注目を集める台湾のメーカーです。特に「ZenBook」シリーズは薄型でスタイリッシュなデザインと高性能を両立し、モバイルノートとして人気があります。クリエイティブ用途に最適な「ProArt」シリーズや、ゲーミング向けの「ROG(Republic of Gamers)」シリーズも展開しており、多様なニーズに応えています。
- Apple(アップル): 高性能を求めるユーザーやApple製品を統合して使いたい人に最適。
高性能で直感的な操作性を備えた、クリエイターやプロフェッショナルに人気のメーカーです。「MacBook Air」は軽量で携帯性に優れ、学生や一般ユーザーに人気。一方、ハイパフォーマンスな「MacBook Pro」は動画編集やデザインなどのクリエイティブ作業に最適です。macOSのスムーズな動作とApple製品同士の連携が魅力です。
- Dell(デル): 自分好みにカスタマイズしたい方や、ハイスペックを求めるゲーマーにおすすめ。
高い拡張性とカスタマイズ性を誇るアメリカのメーカー。特に「XPS」シリーズは、プレミアムモデルとして高性能と美しいディスプレイを兼ね備えています。ビジネス向けの「Latitude」シリーズや、手頃な価格帯の「Inspiron」シリーズも展開。ゲーミング用としては「Alienware」ブランドが高い評価を受けています。
- Microsoft(マイクロソフト): モバイル性とデザイン性を重視する方におすすめ。
「Surface」シリーズで、2-in-1ノート市場を牽引するアメリカのメーカーです。軽量かつ高品質なディスプレイを搭載した「Surface Pro」や、「Surface Laptop」はビジネスから学業まで幅広い用途に対応します。Windows OSとの最適な統合性も強みです。
- NEC(エヌイーシー): 国内メーカーならではの細やかな配慮を重視する方におすすめ。
日本を代表するメーカーで、特に「Lavie」シリーズが広く知られています。軽量かつ洗練されたデザインのモデルが多く、家庭用やビジネス用に適したバランスの良いラインアップが特徴です。初心者にも使いやすいモデルが多く、国内メーカーならではの日本語入力やサポート体制も安心感があります。
- Panasonic(パナソニック): 長時間駆動や頑丈さを重視するビジネスユーザーに最適。
ビジネス向けの「Let's note」シリーズで圧倒的な支持を得ているメーカー。特に耐久性の高さや軽量設計、長時間バッテリー駆動が特徴で、モバイルワークに最適です。高価格帯ではありますが、その分信頼性が高く、長期間の使用を見込むユーザーに選ばれています。
- 富士通: 初心者や国内製品を重視する方におすすめ。
「FMV」シリーズで知られる日本のメーカーで、特に家庭向けやビジネス向けに優れたモデルを提供しています。軽量モデルや国内生産にこだわった製品が多く、日本語入力や国内特有のニーズに応える機能を備えています。初心者に優しいUI設計や手厚いサポートも魅力です。
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